Release!!! BT018 DJ Avery76 Inside The Tribe EP
Posted on 1月 24, 2013 by bootytune
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DJ Avery76 – Inside The Tribe EP
6Track + 1 Bonus Track(Bandcamp Only) EP
All Tracks Made by: DJ Avery76 from Chicago
Mastering by: Toshiyuki Kitazono
Jacket Design by: Tribe National
Released by: Booty Tune
Release/catalogue number: BT 018
先日、CRZKNYのトラックが、シカゴの本場ダンサー(KING RASHAD)のダンス動画に使用され話題になったが、日本のJUKE音源が初めて太平洋を渡ったのは昨年の年初のこと。
シカゴの「TRIBE NATIONAL」というFootworkクルーが、D.J.Fulltonoのトラックに乗せダンスのチュートリアル動画をYou Tubeにアップしたのがきっかけである(前出のKING RASHADもTRIBEのメンバー)。彼らは一昨年、震災後のチャリティパーティでも日本のためにダンスを踊るなど(*Youtube)、日本とは浅からぬ縁をもつクルーの1つである。
DJ Avery76はそのTRIBE NATIONALの筆頭DJともいえる若手のホープ。サウンドクラウドで作品を発表し始めたが、この1年ほどの間にめきめきと頭角を現し、2~3枚発表したEPも、JukeDJの間ではかなり評判になっていた(なかでも「Crazy Carnival」や「Capin」、D.J.Fulltonoが愛用した「Drop Ghost」は是非一度聞いてもらいたい)。
トラックの特徴は渋いグルーヴとネタ使いで、友人でもあるDj EarlやDJ Tayeらが打ち出しているようなテッキーさやネタ感、倍速感は抑えめ。スネアの連打やハイハットの手数も少ない、ハーフテンポの横揺れのグルーヴを得意としている。一聴しただけでは地味に聞こえるかもしれないが、彼の曲こそまさに”スルメ”と呼ぶにふさわしく、何度聞いても飽きることなく聴ける。
チャカポコしたJuke特有の倍速感がほとんどない、ヒップホップのグルーヴに近いので、最近話題の160or80に興味を持っているヒップホップリスナーの入り口としてもおすすめできるだろう。
M5の『Greatest Dancer』はもちろんシスタースレッジネタだが、Robert Hoodのトラックで親しみのある、テクノファンにも懐かしい1曲。ヒップホップからディスコ、ソウル、ジャズまでJukeのバックグラウンドが透けて見えるような収録曲となっている。